日本写真学会第30回カメラ技術セミナー

【主 催】     (一社)日本写真学会 カメラ技術研究会

【協 賛】      (一社)画像電子学会,(一社)日本印刷学会,(一社)日本画像学会,(一社)日本オプトメカトロニクス協会,(順不同)

【日 時】     2023年11月17日(金) 9:30(受付開始) 10:00~19:00(懇親会含む)

【会 場】     講演会 東京都写真美術館 1Fホール(〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3恵比寿ガーデンプレイス内)

懇親会 YEBISU GARDEN CAFE(恵比寿ガーデンプレイスタワー3F)

【参加費】   正会員・賛助会員・協賛学協会員 10,000円,非会員(一般) 11,000円,学生会員 3,000円,非会員(学生) 4,000円

申込方法】

下のボタンから申込フォーム(Google Forms)を開き、必要事項を記入して送信してください。送信するとお支払いサイトのURLが表示されますので、そのサイトに接続して該当する参加区分を選んで参加費をお支払いください。参加費をお支払いいただいた時点で参加申込完了となります。

※お支払方法は、クレジットカード、ApplePayまたはGooglePayが利用できます。

 申込フォームを開く 

申込締切】   2023年1031日()→ 11月6日(月)延長します

【連絡事項】

講演終了後、懇親会(17:00 - 19:00)を開催します。参加無料ですので、ぜひ最後までご参加ください。

講演テーマおよび講師については、予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。

最新の情報は、日本写真学会ウェブサイト ( https://www.spij.jp/ )をご 確認 ください。

問合せ先】    (一社)日本写真学会事務局 カメラ技術セミナー係

 E-mail: info@spij.jp Tel: 03-3373-0724 Fax: 03-3299-5887


プログラム

10:00~10:10 開会挨拶

10:10~10:55 講演1  M.ZUIKO DIGITAL ED90mm F3.5 Macro IS PROの開発 弓削一憲 氏 (OMデジタルソリューションズ株式会社 )

OMデジタルソリューションズは 2023年 2月に、撮影倍率 4倍 (35mm判換算 )の撮影を可能とした望遠マクロレンズM.ZUIKO DIGITAL ED90mm F3.5 Macro IS PROを発売した。小型軽量・高い手ぶれ補正性能・ 高速高精度全域対応 AFにより手持ち撮影を可能とし、無限遠から4倍迄の全域で、高解像と色にじみ抑えた綺麗なボケを実現した。本講演では、開発背景、関連技術について紹介する。

11:00~11:45 講演2  20-40mm F/2.8 Di III VXD(model A062)の開発    阿部真悟 氏 (株式会社タムロン )

タムロンは2022年10月にフルサイズ用の大口径ズームレンズ 20-40mm F/2.8 Di III VXD(Model A062)を発売した。本講演では小型・軽量を特徴とした本製品の企画と光学設計の変遷を紹介する。また、スマートフォンからのレンズ操作を可能とするタムロンの独自ソフトウェア TAMRON Lens Utility Mobileと本製品を用いた動画撮影のレンズワークについて紹介する。

13:00~13:45 講演3  カメラバカにつける薬 飯田ともき氏 (漫画家 )

デジカメWatchで連載し7年目になる漫画「カメラバカにつける薬」を描いている作者の視点から、この7年の間にカメラ業界がどのように変わったのか、どういう人達と関わるようになったのか、何を考えるようになったのかを案内する。時間があれば制作の裏話もしたい。

13:50~14:35 講演4  RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEと EOS VR SYSTEMの開発 森健太朗 氏 (キヤノン株式会社 )

2021年に発売した RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEと EOS VR SYSTEMは、 VR映像制作を目的に開発された製品である。2つの魚眼レンズを備えた交換レンズとすることで、 両眼視差を利用した画角 180度の3D立体視 VR映像の撮影を実現した。 本講演ではこの交換レンズと 、 VR映像の制作・編集ワークフローの効率化を実現した EOS VR SYSTEMの特徴を紹介する。

14:40~15:25 講演5  地球観測用光学センサ(カメラ)のしくみ~「だいち3号」搭載光学センサの例~ 早藤麻美 氏 (国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)

先進光学衛星「だいち 3 号」(ALOS-3)は、広い観測幅(直下 70km)と高い地上分解能(直下 80cm)を併せ持つ、世界的にもユニークな特長を持つ光学センサを搭載した地球観測衛星である。2023 年 3 月、残念ながら衛星は H3 ロケットの 失敗により失われてしまったが、その開発技術はぜひ今後のセンサ開発に引き継いでいきたい。ここでは、ALOS-3搭載 の広域・高分解能センサの概要と開発について紹介する。

15:30~16:30 講演6  第 30回記念対談「この 30年、カメラはどう進歩したか?」   山田久美夫氏 (写真家 )/豊田堅二 氏 (日本写真学会フェロー )

カメラ技術セミナーが始まってからの30年間は、ちょうど銀塩カメラからデジタルカメラへの移行期に当たる。各回のセミナーで採り上げられたカメラやその技術からいくつかピックアップし、それらの思い出を語ることによって、この 30年間のカメラの進歩の足跡を振り返ってみたい。

16:30~16:35 閉会挨拶

17:00〜19:00 懇親会